ヴィルモランみかどの研究の核となるイノベーション

ヴィルモランーみかどは全従業員の3分の1を研究職が占め、世界中に50の研究施設を有し、売上の15％を研究開発に費やしています。約3世紀にわたる品種開発の経験を生かし、生産者、メーカー、マーケティング、消費者の利益に貢献しようと全力を尽くしています。

研究はチームワーク

現場で働く営業やマーケティングチームがブリーダーのための指南書を作成する工程を持つことが、私たちの大きな強みとなります。市場の動向やお客様のニーズを意識しながら、研究の方向性を決めていきます。ブリーダーの役割は、耐病性、収穫量、見た目、味、栄養価など、求められる特性に合致するさまざまな系統の試験交配を作成することですが、革新的な提案もしていきます。選定プロセスを支援するために、病理検査、分子生物学、細胞生物学など、品種がどのように育つのかを観察できるよう、多様な実験技術を応用しています。そしてヴィルモランーみかどのチームはさまざまな研究拠点で、品種を実際の環境下でテストします。

将来的な課題に対応する最新技術

品種の選定には、平均して5年から15年の時間がかかります。しかし、ヴィルモランみかどが現在使用している技術はこの時間を短縮し、異なる品種をより深く観察して学ぶことを可能にしています。たとえばDNAマーカー技術では、植物の実際のDNAを調べられるため、特定の遺伝子をより早く割り出すことができます。ヴィルモランみかどのチームはこれまで以上に、耐病性に関する研究に力を入れています。さまざまな成長段階において、植物保護の必要性を大幅に削減するための鍵となります。リマグラングループのもとに、ヴィルモランみかどは研究能力を統合し、リソースを共有することができます。