大学との共同研究:イノベーションを創出するヴィルモランみかど
最新情報日仏種苗会社であり、品種開発の主要企業であるヴィルモランみかどは、世界各国の大学と共同研究を行っています。その目的とは?その専門知識を将来の研究者たちに継承しながら、植物育種において革新的なソリューションを開発することです。
Cal Polyと提携することにより、べと病に対するべビーリーフの耐病性を評価
ヴィルモランみかどは米国カリフォルニア工科州立大学(Cal Poly)と提携し、研究プロジェクトを行っています。
2022年より、シュンピン・ディン博士とその学生たちは、Vilmorin-Mikado USAが育種した品種の耐病性を評価するために、べと病(特にレタスやアブラナ属植物に対して有害な病害)のスクリーニング検査を実施しています。
ヴィルモランみかどの米国子会社の研究事業責任者であり、このプロジェクトのマネージャーでもあるカイル・ブレイジアは次のように述べます: 「べと病対病性品種の開発と育種は、農業生産における農薬への依存を減らすだけでなく、べビーリーフの有機栽培に伴う課題への対応にも役立ちます」。
未来の研究者育成:Computational Colour and Spectral Imaging*(COSI))マスター
*カラーおよびスペクトルのコンピューター画像処理
ヴィルモランみかどでは、研究を進めるだけでなく、その専門知識を学生たちへと継承しています。
「パートナーとして、私たちは学校プロジェクトやインターンシップを通して、学生たちのスキル向上を支援しています」と、コンピュータビジョンのプロジェクトマネージャーであるシンディ・トーレスは話します。
当社では、2016年からヨーロッパ交換プロジェクトCOSIをサポートしています。この修士課程プログラムは、ヨーロッパの4つの大学間の協力を得て実施されています:
- ノルウェー科学技術大学(NTNU)(ノルウェー、イェービク)
- グラナダ大学(スペイン、グラナダ)
- ジャン・モネ大学(フランス、サン=テティエンヌ)
- 東フィンランド大学(UEF)(フィンランド、ヨエンスキャンパス)
2018年1月以降、当社はMeta、Huawei、HPなどの有名企業とともに、修士課程の「産業パートナー」となっています。
これに関する当社の取り組み:
- 当社の専門家による、衛星画像などの農業分野の主要テーマに関する意識向上。
- 学生に提供する教育内容選択への参加、および、人工知能(機械学習とディープラーニング*)に関する授業の提案。
- 学生への研究プロジェクトのテーマの提案、および、解決のための最新研究に関する口述発表に対する所見。
*機械学習(機械が他のデータをもとに学んだ内容をプログラマーが監視)と深層学習(機械学習の一種、機械が大量のデータから学習し、適用すべき自動ルールを決定。例:不具合の自動検出)
当社の研究に関する取り組みについての詳しい情報は、「研究開発」ページをご覧ください 。